英検2級以上で大学受験が変わる!保護者が今すぐ知っておくべきこと

はじめまして。元高校教員で現在は大学関係者の「まりも」といいます!
この記事では、大学受験を考えている高校生の保護者の方に向けて、解説しています。
「英検2級を持っていれば、うちの子は受かっていたかもしれないですね…」
そんな悲痛な相談を、面談で受けたことがあります。
英語が苦手な高校生にとって、英検2級以上の資格は大学受験の合格率を大きく変えてしまうのが事実です。
実際、今の入試制度では、英検等のスコアが「得点換算」されたり、「英語試験の免除」につながったりと、想像以上に影響を与えます。
しかし、この事実を高校3年生になってから知る保護者が少なくありません。
「もっと早く知っていれば…」という後悔を防ぐために、今回は高校生の保護者の方へ向けて、英検2級以上を早めに取得しておくべき理由をわかりやすく解説します。
英検(外部試験)は受験のフライングスタートである
現在の大学入試では多くの大学が、英検のスコアを共通テストや個別試験の点数に加点・換算する制度を採用しています。
たとえば、英検2級のスコアに応じて「英語の試験を受けずとも、80点を取ったとみなす」といったみなし得点制度を設けている大学があります。
中には数は少ないですが、英語の筆記試験そのものを免除してくれる大学も存在します。

はっきり言うと、反則に近い…
英語の試験が1科目減るだけで、他教科の勉強に集中できる時間が一気に増えます。
しかも、英検のスコアは複数の大学で使い回せるため、効果は1校にとどまりません。
そして、ここが最もお伝えしたいポイントです。
「英語が苦手な生徒ほど、英検を取るべき」なのです。
英語が苦手でも、大学受験では英語を避けて通ることはできません。
どんな学部を受けるにしても、英語はほぼ必ず試験科目に含まれています。
理系の生徒に特に多いのですが、「数学や理科は得意で点が取れるのに、英語が苦手で足を引っ張ってしまう」というケースは本当に多いです。

英語だけは勉強する気が起きねぇー…
もしこのような生徒が英検を持っていれば、得意科目(数学・理科)で勝負する受験戦略を取ることができます。
実際、私はこれまでに「理系科目なら難関大に十分合格できる実力があるのに、英語が足を引っ張って届かなかった生徒」を何人も見てきました。
早い段階から英検を取っておくことは、今や常識となりつつあります。
当然、英検の学習を通じて英語力そのものも確実に伸びます。
英検は年に3回実施されます。
しかし3年生になると受験勉強があるので、英検の勉強をするのは現実的ではありません。そのためチャンスは高校2年生までで6回となります。
高校生2年生までに、2級以上の合格を目指すことを強くおすすめします。
また、英検を学校で実施しているところもありますので、確認してみましょう。
外部検定試験を導入している大学
現在、外部英語試験を導入している大学は年々増えています。
国公立,私立を問わず、早稲田大学、上智大学、立命館大学など多くの有名校で英検やGTEC、TOEFL iBTのスコアを活用できる仕組みがあります。
詳細は予備校がまとめたサイトで確認できます。
志望校が外部英語試験を導入しているか調べてみましょう。
注意してほしいのは、スコアが影響する大学があるということです。
CSEスコア(英検の得点指標)が高ければ、より多くの大学で優遇措置を受けられます。
一定のスコア以上であれば、合否を問わない大学の入試方式もありますので、頑張りましょう。
どうやって子どもをやる気にさせるか
「英検を取っておいたほうがいいよ!」と言っても、なかなかやる気になってくれないのが実情です。これは多くの高校生に共通する「あるある」です。

必要なのはわかるけど、なーんかやる気でないんだよなー
英検の勉強を継続できるかどうかは、「環境」が大きなポイントになります。
一人だとどうしても甘えが出てしまいますが、一緒に目標を目指す仲間がいると頑張れるものです。
お母さんどうしで声をかけ合って、子どもたちに同じタイミングで受験させるのも効果的です。「みんな受けるなら、うちもやろうかな」という気持ちが自然と生まれます。
学習環境でやる気は変わる
やる気を引き出すには、本人に合った学習スタイルを選ぶことも大切です。
紙の参考書や問題集で勉強するのが向いている高校生もいれば、スマホやタブレットでのデジタル学習のほうが向いている高校生もいます。
もしデジタル学習が向いていそうならば、「旺文社 英検ネットドリル」をおすすめします。教材の種類が豊富であり、電車の中などの隙間時間で勉強することが可能です。
受験勉強は「隙間時間の使い方」で大きく変わってきますから、予行練習と考えることもできます。
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英検合格のためのネット教材【旺文社 英検ネットドリル】独学が不安な方へ
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ただ無料体験後は、費用が無駄にならないように、しっかりお子さんと継続できそうかをしっかり検討しましょう。
難関大学を志望する場合
難関大学を目指す場合、英検2級ではやや物足りないケースがあります。
実際、早稲田大学や上智大学などの一部の大学では、英検準1級のスコアを持っていると入試で優遇されることがあります。
まずは志望校の入試制度を確認し、英検準1級以上で優遇措置がある場合は、迷わず準1級を目指しましょう。
ただ、実際は次のような悩みがあることが多いです。
「英検2級は持っていて準1級を目指したいけど、試験まで時間がない…」
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まとめ
英検2級以上を持っていることは、大学受験におけるフライングスタートです。
1・2年生のうちから英語1科目を先取り受験しているようなものです。
英検2級以上を取得することで、大きなメリットを享受できます。
- 複数の大学で入試優遇を受けられる
- 英語力が伸びる
- 勉強習慣が身につく
受験直前になって「取っておけばよかった…」と後悔しないためにも、ぜひ今からお子さんと一緒に英検2級以上の合格を目指して、計画を立ててみてください。
きっと3年生になったとき、「英検を取っておいて本当によかった」そう心から思える瞬間が訪れるはずです。


